土地家屋調査士試験の難易度:合格率・勉強時間・試験の形式
合格率は10%前後で、受験者の大半は午前の部の免除を受けた方です。合格に必要な学習時間の目安は800〜1,200時間です。
合格率
土地家屋調査士試験の合格率は、この10年で8.7%〜11.0%です。令和7年度は、受験者4,824人のうち489人が合格し、合格率は10.1%でした。年度による差が小さいので、受験者のおよそ10人に1人が合格する試験と考えましょう。
受験者と午前の部の免除
土地家屋調査士試験の受験者のほとんどは、午前の部の免除を受けた方です。令和7年度に午前の部の択一式を受験した人は195人で、受験者4,824人の大半は免除を受けて午後の部だけを受験しました。
午前の部は土地・建物の調査と測量の試験で、測量士・測量士補・一級建築士・二級建築士となる資格があると免除されます。そのため、合格率の10%前後は、測量士補などの資格を取ったうえで受験した方を中心とする数字です。
資格がない初学者は、土地家屋調査士の学習に加えて、午前の部の試験か測量士補の試験の学習も必要です。
勉強時間
合格に必要な学習時間の目安は、800〜1,200時間です。1年で学ぶ場合、800時間は1日あたり約2.2時間、1,200時間は約3.3時間です。測量士補の試験の学習時間の目安は約200時間なので、資格がない初学者は、1,200時間に近い時間を考えましょう。
試験日までに勉強できる時間を計算し、この時間に届くかを確認しましょう。
試験の形式
筆記試験は、午前の部と午後の部のどちらも択一式と記述式で行われます。
| 項目 | 午前の部 | 午後の部 |
|---|---|---|
| 内容 | 土地・建物の調査と測量 | 民法・登記の申請手続・筆界など |
| 試験時間 | 2時間 | 2時間30分 |
| 択一式 | 10問・60点 | 20問・50点 |
| 記述式 | 1問・40点 | 2問・50点 |
午後の部は、2時間30分の中で択一式20問を解き、記述式2問の申請書と図面を作成します。そのため、法律の知識に加えて、三角定規やコンパスを使って図面を時間内に作成する練習が必要です。
合格点と基準点
筆記試験の合否は、合格点と基準点の両方で判定されます。午後の部の合格点は、この10年は100点満点で71.0点から81.0点です。
基準点は、達しないとそれだけで不合格になる点数です。午後の部の択一式の基準点は年度ごとに変わり、令和7年度は37.5点でした。1問2.5点なので、20問のうち15問の正解で達します。この基準点に達した人は受験者の45.9%だったので、まず択一式で15問以上の正解を目標にしましょう。
ほかの資格試験との比較
受験資格
土地家屋調査士試験に受験資格はありません。年齢の制限もなく、令和7年度の合格者は20歳から65歳で、平均年齢は39.20歳でした。
学習を始める順番
測量士補の資格がない初学者は、5月の測量士補の試験から逆算して勉強を始めましょう。一般的に、秋から冬に勉強を始め、翌年5月に測量士補の試験、10月に土地家屋調査士試験の筆記試験を受験します。
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出典
- 法務省「令和7年度土地家屋調査士試験の最終結果について」
- 法務省「令和7年度土地家屋調査士試験筆記試験(多肢択一式問題)得点別員数表」
- 法務省「令和8年度土地家屋調査士試験受験案内書」
- 法務省「司法書士試験・土地家屋調査士試験共通 よくあるお問合せ」
- 法務省「令和7年度司法書士試験の最終結果について」
- 厚生労働省「第57回社会保険労務士試験の合格者発表」
- 行政書士試験研究センター「最近10年間における行政書士試験結果の推移」
- 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(〜令和7)」
